テクニカルダイビングって何?

投稿者名 Daisuke Kato 投稿日時 2017年03月19日 | Permalink

TDIの日本支部ができて20年が経ちます。
好奇心にあふれるインストラクターやダイバーがテクニカルダイバーになりました。

新生、SDI TDI ERDI JAPAN事務局ができて1年が経ちました。

事務局を運営を始めてみてとくに感じたこと
テクニカルダイビングに興味はあるが、様々なテクニカルダイビングに関する誤解や偏見により、正しく伝わっていないところもあるように感じました。

もともとテクニカルダイビングは、いまのレクリエーショナルダイビングの範囲に満足せず、もっとその先の水中世界をのぞいてみたいという情熱をもったダイバーたちが活動をはじめました。
そんなもっとわくわくしたいダイバーたちのために、どのようにしたら安全にその先に行けるのか研究され、そのために、上質な知識や技術を学ぶ機会がつくれられました。それがテクニカルダイビングコースです。

ではテクニカルダイビングとはどんなものなのかお話ししたいと思います。


『ダイビングの分類』
スキューバダイビングは、目的によって分類されています。

●コマーシャルダイビング  [商業]潜水作業や潜水調査など商業目的のダイビング

●サイエンスダイビング  [研究]おもに学者などが科学的な水中調査

●レクリエーショナルダイビング [趣味]楽しむためのダイビング

SDI TDI は、このように3つに分類しています。



『レクリエーショナルダイビングの種類』
趣味のダイビングは次のふたつに分類されます。

●スポーツダイビング(日本で通常のレクリエーションダイビング)

●テクニカルダイビング(場合によっては、アドバンスドダイビングとも呼ばれています)


なんとテクニカルダイビングとは、レクリエーションダイビングの一部なんですよ。おどろいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。




『スポーツダイビングとテクニカルダイビングの範囲』
範囲としてはどちらも趣味、遊びのダイビングを意味します。

●スポーツダイビング (SDI)
最大水深:40M(ディープダイバー)
減圧制限:ノーストップタイムNDLの範囲
活動範囲:オープンウォーターエリア(水面に直接浮上可能)※SDIレックダイバーコースは一部侵入を許可
使用ガス:1種類のみで酸素濃度40%以内
活動方法:ソロダイビング可(SDIソロダイバー)
種類:オープンサーキットのみ


●テクニカルダイビング (TDI)
最大水深:100M(アドバンスドトライミクスダイバー)
減圧制限:段階式減圧停止も可(減圧手順ダイバー)
活動範囲:オーバーヘッド環境まで可(ケーブダイバーやアドバンスドレックダイバー)
使用ガス:数種類のガスの使用が可(ナイトロクスやトライミクス)
活動方法:ソロダイビング不可 チームダイビングを推奨
種類:オープンサーキットからリブリーザーまで


では、テクニカルダイビングの範囲を超えるダイバーは、何者なのか?

●エクスプローラー(explorer)つまり探検家の範囲になります。
最大水深が100Mを超える
テクニカルダイビングスタイルでのソロダイビング

日本人の中にも優れた探検家レベルで活躍するダイバーも何人もいるんです。
海にはまだまだわくわくする世界が待っています。



日本で感じるテクニカルダイビングの偏見
スポーツスキューバダイビングの方たちは、「テクニカルダイバー」になるというコンセプトはさまざまな視点を持たれていると思います。ダイビングの技術革新が反映された先進的なものと考えている人もいれば、中には、テクニカルトレーニングを恐ろしいまたは複雑なダイビングに向かう道と考えています。二つ目の考え方は、他の人を怖がらせることをします。

なんのためにそう話すのでしょうか?

ひとつは自分が知らないテクニカルの世界を否定する人。またテクニカルダイバーの中に、自分の凄さを示すためにそのように話す人もいるように感じます。
しかし本来のテクニカルダイビングプログラムは、ダイバーのスキルレベルを向上させ、ダイバー教育を進めるように設計されています。



「テクニカルダイビング」とは何ですか?
テクニカルダイビングは、混合ガスを使用したり、長く滞在したり、オーバーヘッド環境に侵入したりすることにより、よりディープなダイビングである? 果たして本当にそうなのか?

答えはいいえです。

「テクニカル」プログラムは、浮力、減圧理論、リダンダントガスの使用、より安全なこれまでと異なる器材システム、また、スポーツダイバーも時にはオーバーヘッド環境へ入ります。その時の安全な侵入方法など、この教育は、このテクニカルプログラムを学んだダイバーが常により深く、長く、またはリスキーな場所に潜ることを選択することを意味するものではありません。ダイバーは個々に知識や考え方を学んだり、これまでにないより安全な最新のダイビング方法を理解したり、あなたのダイビングを改善するヒントを見つけたりすることもできるのです。



なぜ、海外では、一般的なスポーツダイバーがテクニカルトレーニングに参加するのでしょうか?

標準的なスポーツ制限を超えたダイビングをしたいのとは別に、テクニカルトレーニングは複雑な道のりです。
例えば、SDIのコンピューターナイトロクスspとTDIナイトロクスを比較するとよくわかります。
SDIコンピュータナイトロクスspは、ダイブコンピュータを使用して最大40%(酸素)のナイトロクスガスを使用する方法をダイバーに教えています。
対照的に、TDIナイトロクスプログラムはダイバーに、同じミックスガスを安全にダイビングするための数式のあらゆる要素を教えています。 TDIナイトロクスの講習生は、一般的な数式に基づいて学びます。テクニカルコースを進めるにつれ、このレベルの教育が強化されます。ミックスガス(さらに40%以上の酸素まで)を使用しながらダイビングを計画し、潜水後または緊急時に安全に水面に戻る方法を学ぶには、数式を使用する方法を知ることは効果的です。同様に、リダンダンシー器材を安全に水中へ持ち運ぶ方法を学び、その練習をします。あなたがテクニカル教育をうけてもあなたのダイバー仲間の誰も傷つけることはありません。テクニカルトレーニングを最大限に活用したことがない場合でも、ダイビングの方法やスキルに関する知識を深め、ダイビングサイトで遭遇するテクニカルダイバーの行動や活動の一部を理解することができます。これは、スポーツダイバーがテクニカルコースの進歩を楽しむ理由のほんの一部です。

あなたが、オープンウォーターエリア(スポーツダイバーの範囲)で楽しんでいるスポーツダイバーであると想像してください。
あなたは最初のオープンウォーターコースから上達し、器材を整えし、スキルを向上させ、オープンウォーターの経験からさらに深く楽しむ方法についてもっと学びたいと思っています。

テクニカルプログラムは、これらの目的に重点を置いています。

まずは、どんなものか知りたい方は、イントロテックダイバーコースがおすすめです。



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