TDI MIXED GAS CCR DIVER

ミックスガスCCRダイバー

TDI減圧エアディルエントCCRダイバーや減圧へリトロックスディルエントダイバーにとって、TDIミックスガスCCRダイバーコースは、クローズドサーキットリブリーザーダイビングへの次のステップであり、もう少し深いところへ探検するチャンスでもあります。CCRは最新の技術で、酸素分圧(PPO2)を一定に保つことにより、どの深度でも最適な呼吸ガスを供給することができます。ダイビング中は、TDIインストラクターが、ヘリウムをディルエントガスとして使用し、酸素濃度を16%まで下げ、最大深度60m(200ft)までCCRダイビングを行うために必要なすべてのスキルを教えます。

どのような人のためのコースか

  • TDI減圧エアディルエントダイバーまたは減圧ヘリトロックスディルエントダイバー(または同等ランク)の認定を受け、深度制限を広げたい方。

コースの前提条件

  • 18歳以上
  • 特定ユニットリブリーザーでのダイビングが50回以上かつ、合計潜水時間が50時間以上。有効なログダイブは9m(20ft)より深く、少なくとも20回は30m (100ft)より深くなければならず、少なくとも10回は段階式減圧が必要です。ダイバーがTDIで認めている他の機種のCCRユニットで50時間以上のダイビング経験がある場合、特定ユニットに関する必要な合計潜水時間は 25時間・25回以上としています。ユニットのクロスオーバーを完了する場合は、 直近12か月のCCRダイビング10回以上のログが必要です。
  • TDI減圧エアディルエントCCRダイバー/TDI減圧ヘリトロックスディルエントCCRダイバー、もしくはTDIが同等ランクと見なす認定

このコースで学べること

  • ガス生理学
  • 公式計算
  • ダイブテーブル
  • ダイブコンピュータ
  • ダイブプランニング
  • 特定ユニットのチェックリスト
  • 器材メンテナンス


このコースでやるべきこと


講習生は下記の水中スキルを海洋実習中に、コースの制限内で実施しなければならない。

  • 深度60m(200ft)を超えるダイビングはしないこと
  • 1回のエアディルエントダイブ以外は、最大深度が40m(130ft)を超えること。ただし、必要に応じて、浅場でのエアディルエントコンフィギュレーションダイビングをしてもよい。その後の浅瀬でのトレーニングダイブは、コース中に必要に応じて許可されます。
  • ナルコシス相当深度(END)が30m(100ft)を超えないこと
  • ボトムミックスの場合、毎分45L(1.6cf)で、減圧ガスの場合、毎分30L(1.1cf)でベイルアウトガスを計算すること
  • PO2 はメーカー推奨値またはボトムで1.3を超えてはいけない。また、減圧の段階において1.4を超えないこと
  • デュリエントPO2 は、最大深度にて1.2を超えないこと
  • 全てのダイビングは、コンスタントPO2 減圧テーブルもしくは減圧プランニングソフトウェアにそって適切に完了すること
  • 全てのダイビングは、PO2 CNSの合計が、CNS上限に対して80%以内であること
  • CCRミックスガスダイビングの認定は、講習生が講習にて使用したリブリーザーと同じ機種を使用する場合に限定されます

ランドドリル

  • メーカーの説明書/ビルドチェックリストにより、メーカーの仕様に従ったユ ニット構築をおこなう
  • 基本と中級程度のハンドシグナルをデモンストレーション
  • ソフトオーバーヘッド環境(減圧ダイビングなど)に適した器材の選択と準備
  • リフトバッグ配置とガス交換手順のための確認ドリルを実施
  • バディレスキュードリル
  • 使用するミックスガスについての適切な成分分析
  • 適切なダイブプランニング

プレダイブドリル

  • TDIプリフライトチェックリストを使用してプレダイブチェックを実施
  • すべてのダイビング前にSTARTを実行
  • ストレス分析と軽減

海洋スキル

  • バディや他のチームメンバーとのコミュニケーションを通じて、周囲への配慮や良識ある行動を示すこと
  • 浮力コントロールをデモンストレーション(手足を動かすことなく中性浮力によるホバリング)
  • マスクの取り外しと交換、バックアップマスクを展開する
  • システム障害から適切に回復し、携行するオープンサーキットによるダイビングと減圧を適切に遂行する
  • オフボードの救済シリンダーの共有/交換を含む、オフボードのガスを差し込んで共有する能力を実証する
  • システム障害から適切に回復し、マニュアルモードにてダイビングと減圧を適切に遂行する
  • ガスの供給停止やガスの喪失時における、正しい選択とオフボードガスへの切り替え
  • ホース破損:致命的な障害が発生した想定のシナリオ
  • 吸収剤キャニスターへの浸水
  • セルのエラー
  • SCRドリル(10分間以上)
  • 酸素リブリーザーモードにて深度6m(20ft)未満で安全停止
  • リークバルブチェックを行うため、潜降中に深度3~6m(10ft~20ft)にて停止
  • 一定の位置と深度を維持しながら、2本のベイルアウトシリンダーを落とし回収するデモンストレーション
  • リフトバッグ/ディレイトサーフェイスマーカーブイとリールの使用(該当する場合)
  • リフトバッグ/DSMBの展開に失敗した場合のシミュレーション
  • 2回のダイビングにおいて、浮上リールとリフトバッグを使った浮上と、階段式減圧を実施する
  • PPO2レベルの電子モニタリングシステム
  • ディルエントガスと酸素を適切に使用したセル検証チェック
  • 事前に定めた範囲内にて適切なダイビングをおこなう
  • 予定した深度にて減圧停止のデモンストレーション
  • 中毒となったダイバーと一緒に速度をコントロールしながら浮上した後、中毒となったダイバーの装備を水面で外し、足がつかない深度にて50m(165ft) 曳航

このコースで得られるもの

以下の制限を守ることを条件に、最大深度60m(200ft)以内において、酸素濃度が16%以上のミックスガスディルエントガスを利用した特定のCCRユニットによるテクニカルダイビングを行うことができます。

  • ダイビング内容が、トレーニング内容と同様である
  • 活動地域が、トレーニング環境と同様である
  • 環境条件が、トレーニング環境と同様である

以下のコースに参加することができます。​

コースの認定要件

  • 学科テストに合格すること
  • 安全かつ効率的に海洋実習を行うこと
  • ダイビングの計画と実行に関して適切な判断ができること
  • コース開始日から6週間以内に修了すること
  • コース修了後6ヶ月以上ノンアクティブであった場合はリフレッシュコースを受講すること

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