TDI ADVANCED MIX GAS CLOSED CIRCUIT REBREATHER DIVER COURSE

ADミックスガスCCRダイバー

TDIが提供する最高レベルのクローズドサーキットリブリーザー(CCR)トレーニングである、アドバンストミックスガスCCRダイバーコースでは、CCRの全機能を使用する方法を学びます。最大深度100m(330ft)のこのコースでは、今までリブリーザーでは到達できなかった深さの沈船、ケイブ、ウォールなど、全く新しい領域のダイビングを体験することができます。このコースは7回のダイビングで行われ、これらの深度へのダイビングを計画し、実行するために必要なすべての要素に焦点を当てます。

どのような人のためのコースか

  • TDIミックスガスCCRダイバー(または同等ランク)の認定を受け、深度制限を広げたい方

コースの前提条件

  • 18歳以上
  • TDI CCRミックスガスダイバー、もしくは同等ランク
  • 認定を受けたCCRダイバーとして100時間かつ100回以上のダイブログ。そのうち少なくとも50時間かつ50回のダイビングは当該CCRユニットを使用していること。これらのダイビングの50%は、30m(100ft)より深く、段階式減圧を必要とするCCRダイビングが最低20回必要です。全てのダイビングが最大深度9m(20ft)以深であること。

このコースで学べること

  • ガス生理学
  • 公式計算
  • ダイブテーブル
  • ダイブコンピュータ
  • ダイブプランニング
  • CCRでの減圧
  • 器材メンテナンス

このコースでやるべきこと

講習生は下記の水中スキルを海洋実習中に、コースの制限内で実施しなければならない。

  • 深度100m(300ft)を超えるダイビングはしないこと
  • 1回のエアディルエントダイブ以外は、最大深度が40m(130ft)を超えること
  • ナルコシス相当深度(END) が30m(100ft)を超えないこと
  • ボトムミックスの場合、毎分45Lで、減圧ガスの場合、毎分30Lで減圧用ガスを計算すること
  • PO2はメーカー推奨値またはボトムで1.3を超えてはいけない。また、減圧の段階において1.4を超えないこと。
  • ディルエントPO2は、最大深度にて1.2を超えないこと
  • 全てのダイビングは、コンスタントPO2減圧テーブルもしくは減圧プランニングソフトウェアにそって適切に完了すること
  • 全てのダイビングは、PO2 CNSの合計が、CNS上限に対して80%以内であること
  • CCRミックスガスダイビングの資格は、講習生が講習にて使用したリブリーザーと同じ機種を使用する場合に限定される

プレダイブドリル

  • TDIプレフライトチェックリストを使用してプレダイブチェックを実施
  • すべてのダイビング前にSTARTを実行
  • ストレス分析と軽減

陸上ドリル

  • メーカーの説明書/ビルドチェックリストにより、メーカーの仕様に従ったユニット構築をおこなう
  • 基本と中級程度のハンドシグナルをデモンストレーション
  • ソフトオーバーヘッド環境と長時間の減圧に適した器材の選択と準備
  • リフトバッグ配置とガス交換手順のための確認ドリルを実施
  • バディレスキュードリル
  • 使用するミックスガスについての適切な成分分析
  • ダイビング前での適切なダイブプランニング

海洋スキル

  • バディや他のチームメンバーとのコミュニケーションを通じて、周囲への配慮や良識ある行動を示す
  • 浮力コントロールをデモンストレーション(手足を動かすことなく中性浮力によるホバリング)
  • システム障害から適切に回復し、携行するオープンサーキットによるダイビングと減圧を適切に遂行する
  • システム障害から適切に回復し、マニュアルモードにてダイビングと減圧を適切に遂行する
  • ガスの供給停止やガスの喪失時における、正しい選択とオフボードガスへの切り替え
  • ホース破損:障害が発生した想定のシナリオ
  • 吸収剤キャニスターへの浸水
  • セルのエラー
  • SCRドリル(10分間以上)
  • 酸素リブリーザーモードにて深度6m未満で安全停止
  • 減圧停止を含む一連のダイビングにおいて、CCRユニットを手動でコントロール
  • 一定の位置と深度を維持しながら、3本のベイルアウトシリンダーを落とし回収するデモンストレーション
  • チームのベイルアウトに関して正しい理解と実施により、深度40m以深からチームをベイルアウトさせる
  • オフボード・ガスの接続と、オフボード・ベイルアウトガスのシェアリング/交換を含むオフボード・ガスのシェアリングの能力をデモンストレーション
  • 2回のダイビングにおいて、浮上リールとリフトバッグを使った浮上と、階段式減圧を実施する
  • ディルエントガスと酸素を適切に使用したセル検証チェック
  • 事前に定めた範囲内にて適切なダイビングをおこなう
  • 悪条件下にて同時複数の故障に対応する能力
  • ベイルアウトのシナリオを扱う場合の水面サポート/サポートダイバーをデモンストレーション
  • 中毒となったダイバーと一緒に速度をコントロールしながら浮上した後、中毒となったダイバーの装備を水面で外し、足がつかない深さで50m曳航

このコースで得られるもの

以下の制限を守ることを条件に、最大深度100m(330ft)以内において、ダイブプランに適したミックスガスディルエントガスを利用した特定のCCRユニットによるテクニカルダイビングを行うことができる。

  • ダイビング内容が、トレーニング内容と同様
  • 活動地域が、トレーニング環境と同様
  • 環境条件が、トレーニング環境と同様

コースの認定要件

  • 学科テストに合格すること
  • 安全かつ効率的に海洋実習を行うこと
  • ダイビングの計画と実行に関して適切な判断ができること
  • コース開始日から6週間以内に修了すること
  • コース修了後6ヶ月以上ノンアクティブであった場合はリフレッシュコースを受講すること

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