SDIインストラクタートレーナー、水難学会ういてまてプール指導員 鐵本菜穂子さんより
「ういてまて」は、水難事故防止のために水難学会が行っている講習です。
水遊びが多くなる季節です。安全に楽しんでいただけるよう、「ういてまて」の参加者から伺った体験談をお伝えします。
「ういてまて」参加者の体験談
最近、釣り堀でお子さんが魚を見ていたところ、足を滑らせ水に落ちてしまい、溺れそうになりました。
保護者の方が慌てて水に入り助けに向かいましたが、深さもあり、足場も悪く、思うように助けることができませんでした。周りの方が気づいて無事2人とも助かりました。
「いざという時は、浮いて待て」のことは知ってましたが、突然の出来事で、お子さんは慌てて浮く余裕がありませんでした。保護者の方は飛び込んでしまいました。
この体験談から、以下の「うっかり」がわかります。
①釣り堀だからと安心してしまい、ライフジャケットを身に付けなかった
②子供から目を離してしまった
③安全対策が甘い場所だった
④足場が悪く、陸に上がれなかった
体験談を踏まえて、お伝えしたいこと
水場に出かけるときは、以下のことを気を付けましょう。
・ 一人で遊ばない
・お互い目を離さない
・浮き具をあらかじめ準備する
・浮いて待て
安全への無意識や無関心からうっかりミスが発展し、大きな事故に繋がっていると感じます。
「ういてまて」の講習に参加することも大事ですが、普段から意識を配ることが大事ですね。
みなさんも、お互い注意喚起をして事故を防ぎましょう!
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