TDI INTERNATIONAL CCR&テクニカルフェスティバル2017 in小笠原

投稿者:加藤 大典

日本から世界へ!
日本が誇る小笠原の海を海外のTDIダイバー&インストラクターを日本事務局がアテンドしてきました。
今回の目的は、
・海外のテクニカルダイバーに小笠原の海を紹介する。
・CCRダイビングを日本でデモンストレーションする。
・海外とのダイバーと一緒に潜って親交を深める。
です。

始めてのCCRの大型イベントで、どっきどき。

空港で海外のダイバーをお迎えして、小笠原へ出航しました。



出航日が、参加者二名のお誕生日ということで、ベイブリッジみながらバースデーパーティ。



小笠原の沈船ポイントからドリフトポイントまで、さまざまなポイントへCCRでエントリーしました。
各国のテクニカルスタイルと小笠原スタイルをうまく融和するようにプランニングしました。

テクニカルというと、暗くて、寒くて、つらい。など、間違ったイメージもあるかもしれません。
今回は、小笠原のすばらしい海をCCRで楽しむということで、もちろん、テクニカル的なCCR減圧ダイビングも行いましたが、レクリエーショナル的な減圧停止不要潜水も多数行いました。小笠原の海をドリフトで入るには、ボトムタイムが長すぎると、どこまで行ってしまうのか予測の範囲を超えてしまいます。
これから楽しむ範囲を拡大していくための課題ですね。



今回のイベントでは、小笠原でテクニカルダイビングといえば、FISHEYEの笠井さん! 古くからのTDIインストラクタートレーナーです。いまは船長業に専念されていますが、小笠原で、大深度潜水をCCRで数えきれないほど行っている人です。この方にトータルの管理をしてもらい、ガスチャージなどサポートダイバーとして、経験豊富な竹内さんに助っ人してもらいました。事務局からは、加藤と鐵本が参加しました。ほか日本から、セブンシーズプラネット所属のSDITDIトレーナーの久保さん、中島さんも参加。
海外からも韓国のTDI代表や台湾でNO.1のビデオカメラマンのミンゴさんなど多数の方にご参加いただきました。



普段からリブリーザーでテクニカルでないノーマルのダイビングを行っている日本人ダイバーさんは、各国のテクニカルインストラクタートレーナーのダイビングスタイルを間近でみることができ、とても感銘を受けられていました。

お礼のメッセージをいただきましたので、アップさせていただきます。


まずは、今回の「テクニカルダイビングインターナショナル CCRフェスティバルin小笠原」のご成功をお慶び申し上げます。 また、この素晴らしいイベントに参加させていただいたことに、心より感謝いたします。 困難なイベントの成功の陰には、様々なご苦労があったことと思いますが、何より事故なく終わることが出来たのが最大の収穫だったと思います。 各国チームの協力があったことも、それ自体が国際イベントの成功の鍵だったのではないでしょうか。 韓国、台湾、日本とは、海によって隔てられた国々ですが、今回のイベントを通じて、逆に、海によって結ばれているのだと、ダイバーの一人として強く感じました。 小笠原というシチュエーションも、国際的なイベントの開催地に相応しかったと思います。 東京都とはいえ、24時間かかるオフショアの別世界ですからね。 終わってみれば、あっという間で、夢のような時間が過ぎていきました。 CCRでのダイビングは、どれも素晴らしく、お腹いっぱいで、反芻するのに時間がかかりそうです。 沈船、激流、まったりと、バラエティに富んだダイビングでしたね。 明るいテクニカルというキーワードも気に入りましたし、参加されたメンバーも、多彩な小笠原の海を満喫されたのではないでしょうか。 次のイベントが、楽しみです。


リゾートで大きなダイビングサービスを経営するTDIインストラクタートレーナーも数名参加していました。その一人のRazorインストラクターのジュンさんは、SF2のサイドマウントCCRをデモンストレーションしてくれました。

今回は、CCR機種は、APDエボリューション インスピレーション ポセイドンSEVEN SF2バックマウント SF2サイドマウント サブグラビティディフェンダー の6機種を見ることができました。そしてそれぞれのダイバーが様々な工夫をしていて、意見交換できました。



無事に日本での国際的なテクニカルイベントをミッションコンプリート出来ました。
小笠原という海域を考えて、各国のダイビングスタイルに考慮してイベントを行いました。

サポートしていただいた方々、参加者のみなさんに感謝しかありません。
笠井さん、竹内さん、鐵本さん、フィッシュアイのスタッフのみなさん、海外ダイバーの宿舎として英語対応していただいたパットインさん、帰港後、取材に駆けつけてくれた月刊ダイバーさん、開催に向けてたくさんのアドバイスをしてもらったトレーニング部長の田原さん、旅行手配に関して細かな配慮をしていだいたナショナルランドさん、トラベルプロさん、そしてとても協力的でフレンドリーにイベントを見守り参加してくれたみなさんに感謝しかありません。


たくさんの課題も見つかりました。これからも日本でのテクニカルダイビングの普及のためにも、さまざまな活動を行っていきます。


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