『カバーン&ケーブダイビング 国内最長の稲積水中鍾乳洞に潜る』

投稿者名 Naoko Tetsumoto 投稿日時 2021年05月30日 | Permalink

 九州 大分県には、日本最長の鍾乳洞があり、水中部分も含めて、2014年の調査時点で距離800メートル入口からでは1,000メートル最大水深46メートルと計測され、その後の調査で、既に距離もさらに延長されております。
いまも調査は続けられており、さらに記録が更新される可能性は、とても高い鍾乳洞であります。
2019年5月に水中洞窟でのダイビングが一般開放されました。
 
今回は、稲積水中鍾乳洞のダイビング部門をお世話されているCave Explorers INAZUMIのSDI TDIインストラクター大濱裕次さんと稲積水中鍾乳洞でのダイビングをご一緒し楽しんでまいりました。


●インタビュー

TDI代表 加藤:
『大濱さん、今回はよろしくお願いします。日本国内で淡水のケーブダイビングサイトができたことはケーブダイバーにとっては本当にうれしいことです。  この稲積鍾乳洞のダイビングの調査の歴史は古いと聞いていますが、今回、一般開放されるようになるまでの経緯を教えてください。』

大濵さん:
『加藤さん、今回はありがとうございます。ケーブダイビングが出来るのを最も喜んでいるのは、わたしかもしれません。稲積水中鍾乳洞は、その成り立ちから深くダイバーが関わっております。 1976年に塩月耕率いる佐伯ダイビングクラブの調査が始まり数多くの地底湖を発見して、 その地底湖を結ぶ穴を掘削して現在の観光洞が完成する事になりました。 その後、世界各国から多数の探検家が調査を行い現在に引き継がれており、 記録の更新や学術的調査が行われております。
 私は、2014年の調査に初めてサポートダイバーとして調査に参加させて頂き、”とても使いやすい洞窟”だと感じました。 それまで、日本の海洋性の洞窟や海外の洞窟を潜らさせて頂きましたが、稲積水中鍾乳洞は、限定的ではありますが日本のダイバーにとってとても使いやすい洞窟です。 日本の水没している洞窟は、海水であれ淡水であれ潜る事は、色々な理由で大変です。 私は楽しむ事、基礎トレーニングをする事において稲積水中鍾乳洞は、適しているのではないかと思い、友人である白石香一(カナロア宮崎)氏と共に、沢山の難題を解決して、オープンする事になりました。 今後は、この貴重な水中洞窟を護っていくことの大切さを感じております。』

加藤:
『この稲積水中鍾乳洞の魅力、そして、どんな人たちにみてもらいたいと大濱さんは考えていますか?』

大濵さん:
『珊瑚や魚は、基本的にありませんし漆黒の世界です。
光と影の世界、自然の造形の脅威、水中だから出来る上下左右 全方向からの空間アクセス、古代の地層、未知との遭遇、探検気分等々が主にあげられます。 また、水中の静寂の中では自分を感じる事が出来ます。 遥か彼方の時代にも接する事ができ、 見たこと感じたことのない空間がココにはあり、 その世界に光をあてるのは、実際に潜るダイバーの皆さまです。 ダイバーの方、ノンダイバーの方を問わずチャンスのある全ての方が体験されると素敵だと思います。 稲積水中鍾乳洞は、OC、OCW、SM、CCR、DPV、Ean等、対応可能ですので、多くの方が色々なスタイルでダイビングを楽しんで頂けると嬉しいと思っています。』



SDI TDIインストラクター: 大濱裕次さん
90年代に沖縄の砂辺での体験ダイビングで目覚め、一直線でOWDになりました。
2000年初頭にケーブダイビングに出会い恩納村でトレーニングを開始しました。
その後、自身の未熟さ思い知り進退を考え直すことになりましたが、ケーブダイビングが諦めきれず、OWDトレーニングから再出発を行いPADIのOWSIになりました。
その後、テクニカルインストラクターの方々とご縁を頂き、気が付いたらダイビング三昧な生活になっておりました。
そろそろ、いい年齢になってしまいましたので、インストラクターのカードを使って何かお手伝いが出来ないかと考えております。
SDI・TDIインストラクター・RAZORインストラクター・PADIインストラクター 他
Youtube: https://youtu.be/bPyQBOkvuK0
SDI TDIダイブセンター:  Cave Explorers INAZUMI
公式ホームページ: http://caveinazumi.jp/


たくさんのダイバーにみてもらいたいケーブダイブサイト! TDI代表 加藤大典
二日間、稲積鍾乳洞を大濱さんと潜って、楽しんできました。
事務局から参加したスタッフは全員TDIフルケーブダイバー以上、セノーテなども何度も潜っています。とても広大な洞窟で、二日間、大濱さんとプランニングして、先につながる深度40mのエリアまでのぞいてきました。国内でこのように淡水エリアでケーブダイビングを楽しめるスポットができたことは、本当にうれしいことです。
ケーブダイバーのみなさんは潜るエリアに関しては、管理者である大濱さんとしっかり打ち合わせしてどのように潜るのか安全な範囲をプランニングしてください。

ダイビングは、ドライケーブ(水中ケーブではない地上の洞窟エリア)から荷物を運びこんでスタートします。まずドライケーブにむかう施設の入り口は昭和の雰囲気なアトラクションから向かいます(笑) そしてドライケーブ奥のエントリー口ではハシゴを設置したり、探検気分満載です。こんなギャップも楽しめます。

体験ダイビングやレクリエーショナルダイバーも楽しめる!
またケーブダイバーだけでなく、体験ダイバーやレクリエーショナルダイバーも潜ることができるスポットです。半水面の洞窟があり、外を流れる小川まで安全に楽しむことができます。小川の海草もとてもきれいです。
また深度が浅く、ケーブダイビングのラインワークやスキルアップに最適なすこし狭いエリアもあって、ケーブダイビングトレーニングにも活用できそうです。
普段ダイブサイトと雰囲気の違うの淡水のケーブダイビングを体験するには稲積鍾乳洞はお勧めです。

ケーブダイビングやサイドマウントを学べます!
ダイビングの案内してくれる大濱さんはTDIカバーン、TDIイントロケーブ、TDIサイドマウントなど本格的なケーブダイビングのインストラクターです。これからケーブダイビング始めたい人には、ケーブダイビングの経験豊富な大濱さんから、九州の稲積鍾乳洞でケーブダイビングトレーニングも受講できます。詳しくは大濱さんとご相談くださいませ。



今年同じく稲積鍾乳洞を視察されたTDIダイブセンターにもレポートしていただきました。
スティングレイジャパン スタッフ 鈴木智子さん:
『日本では海洋のケーブが多い中、まるでフロリダのケーブを思わせるような淡水での素晴らしい景色が広がっていました。 エリアや深度等も様々で、ダイバーの経験やレベルに合わせて楽しめる場所だと思います。 自然の造形美、狭い通路や広い通路、上下の変化等、楽しめる要素が多くあり私達も大興奮でした! 陸上の観光客の方に見守られながら水中へ入っていくのも不思議な感覚です。 大濱さん始め、関係者の皆様のお力あってのダイビングポイントオープンだと思います。 本格的なケーブエリアへ挑戦してみたい方は、意識を高く持ち必要な技術や知識を得て、この環境を守っていくために大切に潜っていきたいですね。』 


スティングレイジャパン https://stingray-japan.jp/







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