先月、第5回 稲積水中鍾乳洞プロジェクトが無事終了しました!
今回もさまざまな活動に取り組んだ3日間。その様子をご報告します。
■ 第5回開催概要
日程:2026年10月10日(土)~12日(月)
今回も前回、前々回に引き続き、以下の活動を実施しました。
・水中での洞窟測量
・水中での撮影・記録・フォトグラメトリ
さらに今回は、新たに水中洞窟内でのレスキュートレーニングにも取り組みました。
■ 第5回参加チーム
・Cave Explorers INAZUMI
大濱 裕次、仰木 理恵
・TDI JAPAN / Dive Proshop evis
加藤 大典、木村 颯、根来 孝式、村山 衣絵、青木 将人、青木 優子
・dive base LAZULI
人見 修平
■測量というミッション
今回も前回に引き続き、水中洞窟の測量を実施しました。
洞窟測量には確立された方法がありますが、実際の作業では、現場の状況に合わせて工夫することも必要です。
今回も各チームで方法を工夫しながら、2~3人で1チームとなって測量を進めました。
【前回との違い】
前回は、同じ範囲を2チームでそれぞれ測量し、その結果を比較して精度を検証。さらに中間値を算出するという方法で取り組みました。
一方、今回は第2回・第3回と同様に、チームごとに異なる範囲を測量し、それぞれのデータをつなぎ合わせていく方法に戻しました。
また、今回から新たに測量器を使用しています。
【測量の結果】
測量作業の終了後は、各チームが取得したデータをソフトに入力し、図面としてまとめました。
自分たちが水中で測量したデータが、実際にひとつの図面になっていく。これも、このプロジェクトならではの楽しみのひとつです。
■ケイブレスキュートレーニング
今回は、ケイブ(洞窟)環境でのレスキュートレーニングも実施しました!
ここでつながるのが、私が7月に受講したSDIレスキューダイバーコースです。
(そのときのブログはこちら)
ただし、ケイブ環境でのレスキューは、オープンウォーターで行うレスキューとは異なる難しさがあります。
例えば、
・すぐに水面へ浮上できない環境であること
・水中で横方向への曳航が必要になること
・それに伴い、要救助者の浮力コントロールも複雑になること
など、さまざまなことを考慮しながら対応しなければなりません。
もちろん、要救助者への対応だけでなく、自分自身の安全を確保することも重要です。
実際にトレーニングを行った後、参加者から最初に出てきた言葉は、皆さん同じでした。
「難しい……」
私自身も同じ感想です。
実際に取り組んでみることで、必要な技術や判断の難しさを改めて感じました。こうした環境で適切に対応できるようになるには、継続的なトレーニングが必要です。
今回の経験を踏まえ、今後のプロジェクトでもレスキュートレーニングを継続して取り入れていくことになりました。
測量や記録だけでなく、安全に関わる技術についても学び、経験を積んでいける場にしていきたいですね。
■ 今回の感想
私自身は何回か測量をしていましたが、
今回初めて測量をしたメンバー(今までは撮影・記録を担当)がいましたので、
実際に行ってみてどうだったかを聞いてみました。
青木将人さん
「見ているのと、実際に自分でやってみるのとでは、まったく違いました。
実際に取り組んでみると難しさも感じましたが、それは経験を重ねたり、トレーニングを続けたりすることで、少しずつ克服していけるものだと思います。
実際、帰宅後には早速、測量や記録をよりスムーズに行うためのアイデアを形にし、記録用スレートの作成にも取り組みました。
経験したことを次の機会に活かし、さらに工夫を重ねていける。そして、そのための機会がまた次回もあるということに、このプロジェクトの大きな意義を感じています。
普段のダイビングでは、水中の景色を楽しんだり、生き物との出会いに感動したりと、その場でしか味わえない体験が魅力です。一方で、測量は自分たちの手で洞窟の形を少しずつ明らかにし、それが図面として形になっていく楽しさがあります。普段のダイビングとはまた違った発見や達成感があり、こうした活動にも大きな魅力を感じています。」
自分が測量したデータが図面になる。
なかなか無い経験ですよね。
実際に作業に参加したからこそ味わえる達成感があります。
また、今回はフォトグラメトリでも、これまでとは異なる範囲の撮影を行ったとのこと。
こちらの成果も楽しみです!
■ 今後に向けて
回を重ねながら継続して活動できていること。それが、このプロジェクトの大きな強みだと思います。
参加メンバーも毎回さまざまです。
前回は参加できなかったけれど今回は参加できた人、久しぶりに参加した人、そして今回初めて参加した人。
それぞれ参加のタイミングや経験は違いますが、和気あいあいとした雰囲気は変わりません。
初めて参加される方も、あまり構えずにいらしてください!
「レベルが高そう……」「自分にできることがあるかな?」と思われる方もいるかもしれません。
でも、このプロジェクトは、さまざまな経験やスキルを持つダイバーに開かれた場です。
・自分にできること
・自分の得意なこと
・これから挑戦してみたいこと
それぞれを持ち寄って、一緒に取り組んでいきましょう!
■ 次回について
なんと、次回の開催日程もすでに決まっています!
日程:2027年3月20日(土)・21日(日)・22日(月・振替休日)
春の3連休での開催です!
「ちょっと興味がある」「どんな活動をしているのか詳しく知りたい」など、お問い合わせだけでも大歓迎です。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
皆さんのご参加をお待ちしています!
■ 最後に
参加は難しいけれど、このプロジェクトの趣旨に賛同してくださる方へ
そんな方にも、このプロジェクトを応援していただける方法があります。
メンバーが着用しているTシャツの売上の一部は、
稲積水中鍾乳洞の保全活動に活用されます。
実際にプロジェクトへ参加することは難しくても、こうした形で活動を応援していただけたら嬉しいです。
ぜひ、ご支援をよろしくお願いいたします!
購入はこちらからどうぞ。リンク先はサイズLですが、S・M・L・XLと展開しています。
https://www.sditdierdi.jp/shop/apparel/810116L.html
TDI / INAZUMI UNDERWATER CAVE PROJECT Tシャツについてのご案内 TDI JAPANは、稲積水中洞窟の調査活動を応援しています。 2024年、『日本国内で有数のケイブダイブサイトである稲積水中鍾...
新着記事
コースで絞り込む
キーワードで絞り込む
タグで絞り込む
- #ERDI
- #ONE DIVE FAMILY PARTY
- #PFI
- #SDI
- #sdi-sn
- #SDIコースディレクターコース
- #TDI
- #tdi-nx
- #ういてまて
- #インストラクターアップデート
- #エイジングダイバー
- #エモンズシリーズ
- #オンライン
- #カバーンダイビング
- #ケーブダイビング
- #サイドマウント
- #シニアダイバー
- #スノーケラー
- #セノーテ
- #セミナー
- #ソロダイバーコース
- #ダイビングの始め方
- #チューク
- #ディープダイビング
- #トレジャーズ
- #ファーストレスポンストレーニングインターナショナル
- #ブルーオーシャンフェス
- #プラヤデルカルメン
- #ボランティアダイバーズ
- #ミクロネシア
- #レックダイビング
- #事故レポート
- #安全対策
- #展示会
- #潜水事故
- #着衣泳
- #稲積水中鍾乳洞プロジェクト
